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波長のトリックを暴く!LEDユーザー必見!




あなたの照明は大丈夫ですか?



巷では波長、ハチョウ~っとブルース・リー(古い?)のような雄叫びが聞こえてきますが果たしてその真意は

如何なものなのでしょうか?

今回はその『LEDライトにおける波長のトリック』について徹底解明していきたいと思います。


メタハラやT5などをお使いの方は軽くスルーしてください(笑)

これからLEDライトに変更しようと思ってる方には必見だと思いますのでどうぞ最後までお付き合いください。




サンゴや水草が光合成しながら成長するには十分な光が必要だと言う事は誰もが知るところの常識であり

今更説明の余地すらありません。(小学校で習いますからね)


そして、その光をもっともよく吸収する効率的な光こそがアクアリストが求めるところの波長です。

だからといって、あまり効果的でない部分の光は必要ではないのかと言うと、実はそうでもありません。

確かに非効率的ではありますが、光エネルギーとして十分役に立っているのです。

それを数値化したものが照度でありPAR値なのです。


※PAR値とは400~700nmの光のエネルギーを光合成有効放射(Photosynthetically active
 radiationの頭文字をとってPAR)のことを言います。




私は以前からこのPAR値の重要性を何度も何度もこのブログでご紹介し説明しています。

このPAR値を無視してサンゴや水草育成は語れません。

しかしながら、最近の日本だけの風潮として「波長重視」だけが一人歩きしてるように思えてなりません。


実を直視し正しい知識を少しでも身につけることがアクアリストとしてのスキルアップに繋がればと言う


思いで私は波長のトリックを暴きたいと思います。



先ず最初にこの波長をご覧ください。



20150928001 001




こんな波長のLEDライトがあればあなたは直ぐに飛びつきますか?

当たり前でしょ!と思ったあなたは重症です(笑)

すぐに外へ出てたっぷりの日差しを浴びてリフレッシュしてください。


実はこの表は部屋の中から窓に向けて計測した太陽光の波長です。

「だったらなお更良いじゃんか!」と思う無かれ、この測定結果の照度は実に126Luxしかありません。

部屋の中だし遮光カーテンから少しだけ零れてる光ですのでそれもそのはず。

もしこれでサンゴが飼えるなら照明なんていらないでしょってことになりますね。


スペクトルだけ見れば流石に太陽光だけあって文句なしですよね。

あれ?ちょっと待ってください。

これって波長重視の流れから見ると行けるんでないの?


実はこれが大きな錯覚でありトリックとなっている事に気付きましたでしょうか?


例えば分りやすく説明しますとこのグラフをご覧ください。



11988392_963827913676520_578555566083795979_n.jpg




これは先日にご紹介したAtlantik V3の3+4チャンネルのスペクトルグラフで出力的にはおよそ130W程度

となっており、総出力の1/3程度です。

波長は比例はしませんが、MAXならこの約3倍の光エネルギーがあることになります。

実にもの凄いパワーでPAR値を上げていますね。


一方MAXで130WクラスのLEDライトがUVてんこ盛りだとしても果たして本当に凄いのでしょうか?

さっきの太陽光グラフを思い出してください。

凄い波長でも光エネルギーの前では使えないただの薄暗いライトでしかないのです。


それを比較したのがこの表です。



fs20150928002.jpg
比較しているスペクトルは実在する製品のものではありません。



あなたはこの白線のようなスペクトルに今まで騙されていませんでしたか?

一瞬凄いと思えてもこうして出力の高い製品のスペクトル表に光エネルギーとして換算してみれば如何に

貧弱なものなのかがお解かりいただけるかと思います。


これが波長トリックの種明かしです。

その製品だけのスペクトルだけを見るのではなくPAR値や照度、出力などを加味して



実質的なトータルバランス




を考慮しなければ優れているか否かを判断する事は出来ません。




つまりは大きな光エネルギーを確保して初めて拘る事ができるのが波長なのです。

ですから波長だけを見比べて優劣つけるのは大きな間違いなのです。

波長の前に必ずその製品の出力や照度、PAR値を確認してください。

そしてこの照度やPAR値が比較対象製品の半分なら波長グラフも半分だと思ってください。


ご購入前には必ず出力や照度、PAR値を確認してください。 (大事なことなので2回言いました)



厳密に言いますとそのLED素子自体の差は多少ありますので出力=照度やPAR値ではありませんが

そこそこ名前が通っているブランド素子であれば全く問題ではないと思います。


また、UVの割合が光エネルギーにつり合っていないと褐虫藻が元気になり過ぎて褐色化に向かい

コケの増殖に繋がってきます。

珊瑚を買ってもすぐに色落ちするようなら照明自体を根本的に見直す必要があります。


なぜ海外の激美水槽にはT5が多いのかお解かりでしょうか?

誰も細かな波長などは気にせず光エネルギーたっぷりの太陽光を再現されています。

メタハラ多投や、ずらっと並んだT5には波長を越えた光エネルギーが必ず存在しています。

これをLEDで再現するわけですから自ずと私が称えてる意味をご理解して頂けると思います。


陽光を再現すると言う意味においては波長よりもむしろ光エネルギーに重点を置いて考えればサンゴ

飼育も決して難しいものではないはずです。


細かな水深の波長を気にするより、先ずは限られた環境の中でサンゴがいかに適応できる照明を選べるか

が長期的な飼育のポイントとなる事だと思います。

だからと言ってUVを否定してるわけではありませんし、むしろ必要だと思っていますがUVが入っているライト

ならサンゴが飼えるという甘い考えは捨ててください。

光エネルギーを確保するためには初期投資がある程度必要ですが、それもサンゴや水草への愛情表現では

ないかと思っております。


少し過激なタイトルにはなりましたが、まだまだこうしたトリックで引きつけようとする製品はたくさんあります。

でも私としてもLEDライト関連の製品を販売するうえでこういった誘導的な方法は決して認めるわけには

いきません。

波長だけを見て製品の優劣などを語るなんて馬鹿げた話しはあってはならない事だと思います。


単にUV素子を増やしたから他より優れているとかという迷信は今日で終わりにしましょう♪




太陽光の再現とは



    波長ではなく光エネルギーです!



by J.タナカ




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2015-09-29 : その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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